日本航空に感謝いたします。

2012年1月27日〜29日に2泊3日で東京に出張に行ってまいりました。仕事の合間を縫っての強行スケジュールです。

メインの目的は二つで
1)1月27日の夜にライブハウス「ランタン-LANTERN-」でImagine Voiceを応援
2)1月28日の夜にライブハウス「新宿レノンハウス LENNON HOUSE」で演奏
※時系列順です

2泊3日の出張で、これだけでは飽き足らない私は1月28日の昼に、かつて私のデザインの弟子であったU君(東京在住)を誘い、南青山の「根津美術館」を訪問。狩野山楽の「百椿図」をはじめとする日本画や美術作品を堪能、男二人組でお庭も散策。もちろんU君の近況などもたっぷりお話をきかせてもらって、素晴らしい午後の時間を過ごしました。

29日の日曜日は、ホテルをチェックアウトし重いギターと旅行バッグを抱えて上野へ向かいます。音楽仲間のU氏と御徒町のお寿司屋「寿司幸(すしこう)」さんでお昼を頂くため、至近距離で時間を過ごしたいためです。ゴヤ展が催されている「国立西洋美術館」を選択しました!石橋蓮司さんのナレーションによるガイドを聞きながら1時間たっぷりかけてゴヤの作品を堪能。常設展でピカソやロダンも拝見。

寿司幸(すしこう)さんでは、名物の「ネギトロ」をはじめ大好物のお寿司をお腹いっぱい味わいました。友人U氏とお寿司をつまみながらの数時間は至高のひと時です。

さて、ここまではつつがなく…大きな失敗もなく…粛々と進んでまいりました。が、最後が遺憾でした。御徒町からJR山手線に乗りまして目的の羽田空港に向かった車中で着席したのがまずかった。初日に池尻大橋から富ヶ谷1丁目まで彷徨い歩いたこと、二日間で新宿 – 新宿三丁目、原宿 – 表参道を徒歩で移動、上野公園 – 御徒町をギターを担いで移動など、疲労困憊していたのでしょう。

御徒町から乗った山手線でイスに腰掛け、はっと目が覚めたら代々木を過ぎていました。浜松町あるいは品川で下車すべきところ、眠ったまま半周したのです。「終わった…」と感じました。飛行機に乗り遅れたのです。羽田に着いたのは、離陸時間の少し後でした。日本航空の窓口で「乗り遅れました…。今日中に福岡に帰れる便の手配を…お願いします」と申し出ると、応対の係員の女性から「本来であれば、格安チケットの乗り遅れには対応できないが、今回のみ次に出る福岡便に乗れるようご手配いたします」と。無料で。

このような優しい対応をしてくださった日本航空に感謝です。次回のフライトは必ず鶴のマークにお願いいたします。※このようなケースは毎回ではないと思います。航空会社もその時々で可能な範囲でのサービスをされていることでしょう。


NHK BS 極上美の饗宴 伊藤若冲

以前このブログにも書いた「伊藤若冲」。細密な動植物の表現で有名な江戸時代の日本画家です。僕の父親が書道家をしていて、彼の書棚に書家や日本画家の作品集が納められていた。おそらくその中に「伊藤若冲」も有ったのではないか…。(父親は有名な書道家ではなく、師範ではあるが子供に教える程度)

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伊藤若冲

NHK BSプレミアムの番組ラインナップは見逃せないものが多い。その中でも4月に放送された「若冲ミラクルワールド」は、とても面白かったです。伊藤若冲は江戸時代中期の日本画家で、細密画法で知られます。特に「動植綵絵」が好きですね。ごちゃっとした中に、絶妙のバランス、リズム、パワーを感じます。
デザインを志すのなら、西洋画より、日本画を勉強すべきだと、かねてより思っています。北斎、広重、光琳、写楽、そして若冲などなど。世界に類を見ない「グラフィックデザイナーの祖」の技から学ぶことができます。
伊藤若冲は、絵を描くこと以外、ほとんどの欲望や煩悩を打ち消して生きていたそうです。若冲の作品は、そうでなければ描けない…と感心させられるものばかり。一歩でも良いから彼に近づきたいと思うのです。


芸術家の家

さっきまでテレビで「マイケル・J・フォックス」の「アクターズ・スタジオ・インタビュー」を見ていました。涙が込み上げてくるのを抑えることが出来ませんでした。ご存知の通り、マイケル・J・フォックスはバック・トゥ・ザ・フューチャー等で知られる映画俳優ですが、数年前より難病と言われる「パーキンソン病」と闘っています。「アクターズ・スタジオ・インタビュー」は、俳優や脚本家などを目指す学生が、その世界で大成功したスターたちのエピソードを間近に聞き、質問などをする日本の「トップランナー」に似た番組です。僕はこの番組が大好きで、よく見ます。
今回のマイケル・J・フォックスには、完全にノックアウトされました。病気が「可哀想」だとか、そんな生半可な感情は一切ありません。一番強く感じたことは、映画俳優は、人生を生きながら俳優していることです。インタビューなのに、彼のこれまでの映画作品を超えるような強烈なインパクトを感じました。自分の人生は彼の役柄なのか。彼は「辛いこともあるけれど、まんざら悪くない」と、淡々と語っています。そして決して逃げることはなく、その顛末を見極めたいと。凄い言葉だと思いました。途中で放棄してはいけません、映画は最後まで見ないとね。
※あまりに感動したので、この日記を同文でミクシィにも掲載しました。ご了承ください。ちなみに、これまでに見たアクターズ・スタジオ・インタビューは、トムクルーズ、ケビンコスナー、トムハンクスなどです。司会のジェームズ・リプトン氏の独特の話術も絶妙です。マイケル・J・フォックスの回は2005年にアメリカで放送されたもの。